クシノテラス

会期:2018年4月29日(日)~ 6月10日(日) 13:00~18:00

開館:土曜・日曜・祝日
※急遽休館する場合もありますので詳細はお問い合わせください。

観覧 : 一般 500 円
お問い合わせ:TEL 090-2094-2652

八木志基 個展「怪獣戯画」

 神奈川県在住の八木志基〔2003-〕は、コミュニケーションの面で困難さを抱え、スムーズに自分の考えを言葉で述べることが苦手なため、幼少期には自分の欲しいものを絵に描いて母親に訴えていました。以来、家で過ごす時間の大半は絵を描くことに費やしてきましたが、ある時からウルトラマンに熱中し怪獣などの模写を始めます。側で見守ってきた母親は「生まれてくるはずだった弟が死産したり東日本大震災を経験し津波の映像にショックを受けたりしたことが引き金になっているのでは」と推測します。身近に訪れた「死」や大自然の猛威を目にした時、どうにもならない現実世界とは別の空想世界を想像したのでしょう。

 やがてテクノメカシリーズ、骸骨シリーズ、魔神獣シリーズなど現在に至るまで独自のキャラクターを次々と生み出しています。特徴的なのは、父親が仕事で使った書類の裏面に下書きもせず黒ボールペンだけで描いていくこと。紙が足らなくなったらセロハンテープで継ぎ足しながら描くこともあります。不要となった紙に命を与えていく様は、まるで世界の創造主になったような気分なのではないでしょうか。

 本展は八木志基の新作を中心に、これまでの創作世界を一堂に紹介する初の個展です。若干15歳という彼の表現が今後どのように発展し広がっていくか、ぜひ皆様も温かく見守っていただけると幸いです。


5月5日(土) 14:00-18:00 作家在廊

八木志基くんがクシノテラスに来館し、滞在制作を行います。

八木志基くん.jpg



  • やぎ もとき

    八木 志基

    2003年生まれ。神奈川県在住。

    小さいころから絵を描くことが好きで、あるときからウルトラマンに熱中し怪獣などの絵を描くようになる。抜群の描写力で、下書きもせずに黒ボールペンで画面の下からたくさんの怪獣を描いていく。使っている紙は、父が仕事で使った書類の裏紙で、セロハンテープで紙を継ぎ足しながら描くこともある。