発達障害とエコラリア

●エコラリアとは?

「エコラリア」とは、つまり他者が話した言語を繰り返して発声することで、「反響言語」とも言われています。

自閉症スペクトラムの特性のひとつとして考えられています。

エコラリアには、主に2つの種類があります。

①即時エコラリア

すぐオウム返しをする場合

例えば、

「今日は良い天気だね」と話しかけると、「今日は良い天気だね」と答えるようなことです

②遅延エコラリア

時間をおいて口真似が出る場合

どう反応したらよいかを習得していない質問や指示に対して出ることが多くあります。

例えば、

「今日は良い天気だね」と話しかけると、「次は天気予報のコーナーです、天気予報のコーナーです」というように

以前聞いたことのあるCMや同じ言葉を何度もつぶやいたりすることがあります。

 

●エコラリアの原因

自閉症スペクトラムの人たちは、話し言葉の意味を正確にとらえることが苦手です。

聴覚に問題があるわけではなく、音声による情報の入力・処理と記憶することに障害があるためです。

1246684.png

●エコラリアの見分け方

エコラリアの特徴は、それが長期間に渡って現れているということです。

たとえCMを真似して繰り返し話しているような子どもがいたとしても、それが短期間に消失するようであれば

エコラリアではありません。

●エコラリアの考え方

例えば、あなたが言葉の通じない異国を旅しているとしましょう。

聞いたことのない異国の言葉で、誰かがあなたに話しかけてきます。

あなたは、その国の人と親しくなりたい。

そんなときに、あなたはどうしますか?

おそらく、必死で相手が話しかけてきた言葉を真似するのではないでしょうか。

それが、エコラリアです。

エコラリアが出たときは、相手に意味が伝わっていないと考え、別の形でのコミュニケーション方法を検討してください。

1262989_s.jpg

1257042.png

以前、エコラリアは無意味な言葉の繰り返しとして、ネガティブに捉えられてきました。

しかし、先程、異国の言葉の例で述べたように、

エコラリアには「相手に伝えようとする姿勢」が見えるのです。

無理に改善させようとするのではなく、どうつきあっていくのかを考えることが大切です。

周囲に言葉の意味が伝わる(共通言語を持った)支援者を増やすというのもひとつの方法かもしれません。