発達障害とは

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新聞やテレビなどで、やたらと耳にするようになった「発達障害」。

物忘れがひどい、じっとしていられない、ちょっとしたことでイライラするなど、「もしかすると、自分や周囲のあの人は発達障害かも」と不安を抱えてはいませんか?

そもそも、発達障害とはなんでしょう?

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●発達障害とは

発達障害とは、子どもが発達していく過程でみられる行動や認知に凸凹があり、生活・学習上に困難が生じている障害の総称です。

●発達障害の原因

発達障害は、生まれつきの脳の機能発達の歪みが原因ではないかと考えられています。

わがままや親の愛情不足、ストレスなどで突然生じるものではありません。

その特性は幼少期から現れてきますが、外見上は障害であることが認識されにくいため、幼稚園・保育園や学校などの集団生活の中で、他の子どもと比較したときに初めて気づかれることが多くあります。

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●発達障害は完治しない

発達障害の症状は生涯にわたって継続するため、「病気」とは異なります。

年齢とともに落ち着いてくることはありますが、完治させることはできません。

しかし、発達障害の子どもたちも、個人差はあるものの、脳の成長が発達とともに促進されていくことに変わりはありません。

そのため、「障害だから治らない」と諦めてしまうのではなく、早期に障害を発見し、子どもの特性に合わせた環境の工夫や適切な関わり方を整えていくことは、より充実・安心した自立生活や地域生活を送っていくために不可欠なことと言えるのです。

●発達障害の人数

2002年に文部科学省が約 4 万人の小中学生を対象に、担任教師に対する質問の形 式で教育上の配慮を必要とする児童・生徒の全国調査を行った結果によると、通常学級で発達障害の子どもは、子ども全体の6〜7%いるとされています。

40 人のクラスに換算すると、1 クラスあたり2〜3人の児童生徒が、「何らか」の支援を必要としているというわけです。

1980年代から注目されるようになった障害のため、新しい障害のように思ってしまうかも知れません。

しかし、昔から存在していた障害と考えられており、現在のように「発達障害」として知られる前は単に「障害」であることが認識されていなかっただけなのです。

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「障害」ではなく「障がい」という表記を目にする機会も多いかと思います。

「害」という字が、障害のある人たちを傷つけてしまうのではないかという思いからなのですが、僕はこの考えには反対です。

なぜなら「障害」というのは、その人自身ではなくその人を取り巻く社会の側にあると思っているからです。

例えば、世の中が翼の生えた人だらけになったら、翼のない僕らは「障害者」となるでしょう。

障害者とは、社会にある障害と対峙している人たちと考えるほうが自然なのではないでしょうか。