1897年ポーランド、ウォズチン生まれ、
1962年没。
エドマンド・モンシエルは、第二次世界大戦中に絵を描き始めた。
ドイツ軍に店が占領されると、逮捕を恐れたモンシエルは兄の家に逃げ込み、インフルエンザが原因で65歳で亡くなるまで、暗い屋根裏部屋に隠れて生活をした。
モンシエルは、蝋燭の明かりを頼りに、同じ髭面の顔が繰り返し現れ、始まりも終わりもない連続した網目のようにつながっているドローイングを描き続けた。
戦後は、機械オペレーターの仕事に就いたが、変わらず生活は孤立していた。
作品の多くは、神父、神、キリスト、悪魔などの宗教的なイメージが描かれており、 これらの絵が恐怖を表現していたのか、保護信仰の証なのか、あるいはその両方なのかは定かではない。
約20年の間に何百もの絵画を制作し、その多くは失われてしまったが、550点以上のドローイングやスケッチは現存している。
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