1911年フランス、パリ生まれ
1976年フランス、パリで死去。
2歳で母親に捨てられたマルセル・ストールは、農夫で働いていたが、身体的虐待を受け、栄養失調に陥り、次第に耳が聞こえなくなった。
21歳からは用務員や皿洗いなど、さまざまな仕事に就き、その頃から、誰にも見せることなく「教会」の絵を描き始めた。
1940年代半ばには、パリの食品市場で馬車の荷役として働き、53歳で、彼は結婚し、大きな公園の清掃員になった。
妻が彼の留守を利用して芸術愛好家のケンプフ夫妻に見せたことで、彼の死後、その作品は世界に知られるようになった。
核戦争によってパリは破壊され、そびえ立つ大聖堂や迷宮のような街並みを描いた絵を描き、パリがいつか核攻撃で破壊され、アメリカ大統領が首都を再建するために自分の絵が必要になると信じていた。
©Outsider Art Fair